Home >>売りたい人へ >> クリニック・医院・病院・介護施設・薬局を売却するまでの心構え
愛情を注いできた自分のクリニック・医院・病院・介護施設・薬局、事業。
苦楽を共にしてきた従業員たち。
お世話になった取引先の方々。
いつも来店くださった大切なお客様。
クリニック・医院・病院・介護施設・薬局に関わった、大切な皆様にとってベストな方法で次の方へお譲りする。それがビザインの提案する友好的なM&Aです。ここでは、経営者様がクリニック・医院・病院・介護施設・薬局を売却するまでに必要な心構えをまとめてみました。
一言で「M&A」といっても、運営資産(建物、内装、備品等の有形固定資産や従業員、お客様、運営ノウハウ等の営業権を含む)のどの部分を売却するかはお客様(売り手)の希望や状況によってそれぞれ異なります。
まず何を売却の対象とするのか、お客様(売り手)の売却希望条件をよく整理して下さい。
例えば・・・
- ・いくらで売却したいのか(決算書にある有形固定資産簿価残額などを参照)
- ・クリニック・医院・病院・介護施設・薬局ごと売却するか
- ・クリニック・医院・病院・介護施設・薬局は売却せずに事業として事業の全部を売却するか、事業の一部を売却するか
- ・従業員の継続雇用を希望するか、しないか
- ・お客様の引継ぎを希望するか、しないか
- ・店名・病院名の継続利用を許可するか、しないか
- ・内装や外装、設備や備品のみを売却の対象とする居抜き物件として売却
- ・売却する設備や備品は何か
など、売却の希望条件を整理して下さい。また、希望条件を固持することも大事ですが、友好的にM&Aを成功させる為にも、早くハッピーリタイアを迎える為にも、臨機応変に買い手希望条件に歩み寄りを見せることも大切です。
クリニック・医院・病院・介護施設・薬局の強みやアピールポイントをよく整理しておくことも大切です。
例えば・・・
- ・「○○駅から徒歩○分」
- ・「○○が近くにあり、人通りが多い」
- ・「会員数が○○○員」
- ・「内装のリニューアルをしてからわずか○年」
- ・「優秀な人材が揃っている」
- ・「優良な取引先とのネットワークがある」
- ・「○○賞を受賞している」
- ・「○○の権利を持っている」
など、わかりやすい表現で伝えましょう。嘘やオーバーな表現はいけませんが、自分のクリニック・医院・病院・介護施設・薬局の強みを理解し、伝える事は重要なことです。もしも、自分がこれからこの事業・お店を引き継ぐ立場だったら、どこを重視するかなど、相手の立場にたって考えてみるのも良いでしょう。
売り手である現経営者様にとって、売却の情報が第三者に漏れることは、非常にリスクが高く、M&Aの交渉の妨げとなる事もあります。秘密情報の取り扱いには充分に気をつけて下さい。大家さん、従業員、取引先、お客様に伝えるタイミングは担当者と慎重に検討しましょう。
決算書の数字をごまかしたり、嘘やオーバーな表現をしても、財務調査などで後から発覚するものです。その様な行為は、売り手にとっても、買い手にとっても仲介役である我々にとっても時間の浪費です。初期の段階でお話頂ければ問題にならない様な事も、時間がたってからそれが発覚すると、そのために失った信用を取り戻すのは大変です。最悪はブレイクする(商談がつぶれる)こともあります。自分を不利な状況に追い込まない為にも、懸念事項や問題点は早い段階で、担当者に必ずご相談下さい。
クリニック・医院・病院・介護施設・薬局売却の準備を始めると、その事ばかりが気になって、本業がおろそかになり、売上げが落ちてしまうことがよくあります。直近の売上・利益の推移は売却金額等に重大な影響を与えますので最後まで気を抜かずに、本業に集中して下さい。M&Aについては担当者にお任せして、経営者様はご安心して小規模事業・店舗運営に専念して下さい。
皆様がハッピーになれるクリニック・医院・病院・介護施設・薬局売却を実現するためにも下記のような配慮・心配りが大切です。
- ・相手の立場にたって考える
- ・合意へ向けて共同探求する姿勢をもつ
- ・人間関係(感情的なもの)の問題と、実質問題(契約など)を切り離して考える
- ・不安な点は残さない、物怖じせずに質問し答えを明確にする
- ・期待をしすぎない、完璧を望まない
- ・あきらめない、信じる
- ・ゴールを思い描く ※売却については、6ヶ月前を目安にご相談ください。