- ビザインのメディケアM&Aを活用して事業を購入した場合、ゼロから事業を始めるよりもどのくらい初期費用を抑えることができるのでしょうか?
- 事業の規模や業態によっても異なりますので一概には言えませんが、内装・外装のリフォーム費用、設備や備品の購入費用などの初期費用がゼロから事業を始めるよりも30~50%程度削減することができるといわれています。
- クリニック・医院・病院・介護施設・薬局のM&Aを検討していますが、どの様なリスクがありますか?
- M&Aをして事業を購入すると一緒に簿外債務まで引き継ぐのではないかということを心配される方が多い様ですが、そのようなことは殆どありません。M&Aには、株式取得と事業譲渡の2つの方法があります。事業譲渡ではお互いの合意のもと、必要な資産や負債だけを選んで買い取る為、簿外債務などのリスクを引き継ぐ心配はありません。経営リスクという観点で言えば、M&Aをする際には、決算書の情報から売上の予測を行うことができるので、ゼロから全てをスタートするより廃業率が低く、経営リスクが低いと言われています。国際ビジネスブローカー協会によると、80%の新しい店舗が5年以内に廃業していますが、M&Aを利用した場合には、廃業率が15%に減るという統計が出ています。
- 居抜き物件と、M&Aの物件の違いがよくわからないのですが、どこが違うのですか?
- 居抜き物件とは、店舗の撤退をする際に、内装や設備をそのままにして、次の借主又は買主に受け渡す不動産物件のことをいいます。それに対して、M&Aは通常、営業を継続したまま店舗を売買・賃貸借します。したがってM&Aの場合には視察時にお店の繁忙の程度やお客様の生の反応を知ることが出来ます。また、単に不動産として購入するのではなく、店舗の事業(お客様リスト、従業員、ブランド価値等を含む)に重点を置いて購入する為、過去の決算書などを参考に、事業としての魅力や、事業にどれだけの収益性があるのか等を事前に確認することが出来る点が最大の特徴です。但し、売り手の希望条件や交渉によってそれぞれ異なりますので、売り手の希望によっては、居抜きの様に、内装や設備だけを譲渡の対象にしているという場合もありますし、外装、内装、設備、店名、従業員、お客様、取引先をそのまま引き継ぎ、経営者だけが変わるという場合もあります。
- 経営の経験がないのですが、M&A後に買収した事業の運営をスムーズに引き継ぐ為の対策はありますか?
- 初めて経営をされる方が、事業を運営していけるのか心配になられるのは当然です。この様な場合ですが、売却条件に、1ヶ月以上の引継ぎ期間を設けて、売り手である前のオーナーさんから事業のノウハウ等の引継ぎを行うことを交渉してみるのが良いでしょう。逆に、売り手である前のオーナーさんにとってもこれまで大事にしてきた事業の運営ノウハウなどをしっかり伝達できて安心なので、お互いの条件が合致すれば、引継ぎ期間を設けることを推奨しています。
- M&Aが成立するまで、どの位の時間がかかりますか?
- 通常、3ヶ月から6ヶ月の時間がかかります。但し、M&Aは相手があって成立するものですので、場合によっては1年以上かかってから決まるケースもあれば、残念ながら成約に至らないケースもございます。また家主の了承を得られない場合には、取引を進めることはできません。ご紹介する事業物件がお客様(買い手)の条件を満たすものなのか、お客様(買い手)にとってメリットや相乗効果があるか、交渉がスムーズに進むかなどによって状況は異なります。